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メトロノーム記号について

メトロノーム記号は通常楽譜の先頭に表示して、その曲の演奏時のテンポを指示します。また、曲の途中に表示することもできます。その意味で、Andanteなどの速度記号と同じ働きを持ちます。

演奏時のテンポについて

スコアメーカーでは、演奏時のテンポを決める手段として大きく3つあります。

1.楽譜の設定で指定されたテンポ

楽譜にメトロノーム記号や速度記号がない場合の標準のテンポです。楽譜の設定「演奏情報」で設定します。

2.メトロノーム記号または速度記号で指定されたテンポ

楽譜にこれらの記号があると、その位置からそのテンポで演奏されます。

3.プレーヤーモードのコントロールバーで指示した相対的なテンポ

プレーヤーモードのコントロールバーのテンポスライダーでテンポを操作できます。 このとき、テンポスライダーの右上に、演奏の速さを、元のテンポに対する割合で表示します。演奏を開始すると、実際のテンポ(BPM)で表示されます。

上記、楽譜の設定で指定されたテンポおよびメトロノーム記号などで指定されたテンポを標準として、一時的にコントロールするものです。 従って、コントロールバーで設定した相対的なテンポは、基本的に楽譜ファイルとして保存はされませんので、次回そのファイルを開いたときは、楽譜上のテンポの状態に戻ります。
相対的なテンポを保存するには、「オプション」の「その他」での設定が必要になります。

オーディオファイルに出力するときなどは、コントロールバーのテンポではなく、楽譜の設定や楽譜上のテンポに関する記号で設定するようにしてください。