スコアメーカーで編集した楽譜は通常SDX形式で保存しますが、それ以外のファイル形式で保存することもできます。これをエクスポートといいます。SDF、SMF、MusicXML、WAVE、HTML、PDFといった形式にエクスポートすることができます。
SDFは、旧スコアメーカーや旧音楽帳で作成された楽譜ファイルです。スコアメーカーで作成した楽譜を、これらの古いソフトウェアで開くためにはSDFでエクスポートしてください。SDFでエクスポートするには、ファイル(F)メニューのエクスポート(E)からSDF(D)...コマンドを実行します。
SDFはSDXより表現力が劣るため、一部の記号や譜表が表示できなかったり、位置や大きさがずれて表示されることがあります。
SMFとは「Standard MIDI File」の略で、MIDIの標準的なフォーマットです。スコアメーカーで作成した楽譜の演奏情報を、他の音楽ソフトウェアなどで利用するためには、ファイル(F)メニューのエクスポート(E)からSMF(M)...コマンドを実行します。
MusicXMLとはRecordareによって開発されたXML形式の楽譜表記のためのファイル形式です。MusicXML形式で保存することで、MusicXML形式を扱うことができる他の楽譜作成ソフトで開くことができます。MusicXML形式は楽譜表記のデータが含まれますので、音符の位置や連桁のような楽譜表示に関する情報、速度標語のような文字の情報、歌詞の情報などをそのまま渡すことができます。MusicXML形式でエクスポートするには、ファイル(F)メニューのエクスポート(E)からMusicXML(X)...コマンドを実行します。
WAVEとはWindows標準の音声ファイル形式です。WAVE形式で保存することで、Windows Media Playerなどのソフトで再生したり、音楽CDにしたりすることができます。WAVE形式でエクスポートするには、ファイル(F)メニューのエクスポート(E)からWAVE(W)...コマンドを実行します。
スコアメーカーには、音楽CDを作成する機能はありません。CDの作成は、Windowsの機能や専用ソフトなどを使ってください。
HTML形式で保存することで、ホームページなどで楽譜を表示し、演奏させることができます。HTML形式でエクスポートするには、ファイル(F)メニューのエクスポート(E)からHTML(H)...コマンドを実行します。
楽譜ファイルをHTML 形式でエクスポートします。その後、ウェブサイト作成ソフトなどでエクスポートされたHTML ファイルを読み込んで編集して、楽譜を表示して演奏するページを作成することができます。
楽譜を載せたページを見るには「スコアプレーヤーActiveX」が必要です。「スコアプレーヤーActiveX」は、Internet Explorer のアドオンプログラムです。
このアドオンがインストールされていない状態でSDX ファイルが埋め込まれたページをInternet Explorer で開くと、自動的にインストールされるようになっています。
（「スコアプレーヤーActiveX」は、Internet Explorer以外のウェブブラウザには対応していません。）
HTML形式でエクスポートしたとき、同じファイル名のSDX ファイルも保存されます。ホームページなどにアップロードするときは、このファイルも一緒に同じ場所に
アップロードしてください。
PDF形式で保存することで、PDF形式を扱うことができる他のビュアー(例:弊社製品「PDFミュージシャン」)で開くことができます。PDF形式でエクスポートするには、ファイル(F)メニューのエクスポート(E)からPDF(P)...コマンドを実行します。