和音からのメロディー作成講座

 

   
おんぷちゃんは外音には内音をつなぐ重要な役割があることを学んだようです。
今回は内音と外音の刺繍(ししゅう)音を使って曲を作っていきます。

バッハ先生 おはようございます。

おはよう、おんぷちゃん。外音のイメージはだいたい理解できたかな?

はい先生、とてもよくわかりました。

今日は実際に、刺繍(ししゅう)音を使って曲を作ってみましょう。
おんぷちゃんは 刺繍(ししゅう)というのは知っていますか?

裁縫の刺繍(ししゅう)ですか?

下の楽譜のように、同じ高さの内音(ミやラ)を順次進行で(2音間の音程が2度)つなぐ音を刺繍(ししゅう)音
というんですよ。
同じ高さの内音を縫い付けるように見えるので、刺繍(ししゅう)音というんです。
楽譜にするとこんな感じになります。
           

ほんとうに音と音を縫っているみたいに見えますね・・・
順次進行?????

順次進行という名称は覚えなくていいですよ・・・ でも 意味だけは重要ですから覚えておいてくださいね
ミで始まる場合は上行型ならファの音、下行型ならレの音というようにすぐ上の音か下の音に進行する事を
順次進行といいます。

それなら簡単です。
でも・・・ バッハ先生、上の楽譜では2小節目に♯記号が入ってます。

さすがおんぷちゃん いいところに気がつくね。
この刺繍(ししゅう)音は上行型は1つ上の音たとえば内音がドならレ内音がレならミとなりますが、
下行型は1つ下の音に#をつけるたとえば内音がソならファ#レならド#という風にすると、響き
が気持ちよくなるんです。でも必ず#をつけなくてはいけないという決まりはありませんからね。
ああ1つ言い忘れていました。下行型で内音がドとファの時には下の音に#をつけられませんからね。

???
"ド・シ#・ド
"でシ#はシャープが付くから半音上がると、ドになるから・・・
あああ・・・ ド・ド・ドとなって音が変わらなくなるんですね。

よく気がつきました。
ではさっそくこの楽譜を使って刺繍(ししゅう)音の練習をしてみましょう。
この楽譜は音楽帳5の中に入っているからね。それを使って練習してみてください。
           

バッハ先生 できました。
内音だけを使って曲を作った時は曲がなんだかカクカクした感じに聞こえたんですけど、刺繍(ししゅう)音で
内音がつながると優しい感じになるんですね。
〔楽譜を見る〕

そうだね、外音は音と音をつなげる重要な役割をしているのがよく解かってもらったと思います。
さて、次回は経過音の練習をしましょうね。

 音楽帳データ   作曲講座その2

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