メトロノーム記号は通常楽譜の先頭に表示して、その曲の演奏時のテンポを指示します。また、曲の途中に表示することもできます。その意味で、Andanteなどの速度標語と同じ働きを持ちます。
スコアメーカー7では、演奏時のテンポを決める手段として大きく3つあります。
楽譜にメトロノーム記号や速度標語がない場合の標準のテンポです。楽譜の設定「演奏情報」で設定します。
楽譜にこれらの記号(標語)があると、その位置からそのテンポで演奏されます。
演奏パネルのテンポスライダーでテンポを操作できます。このとき、演奏パネルにもテンポの数字が表示されます。しかし、この値はあくまでも相対的なテンポです。
上記、楽譜の設定で指定されたテンポおよびメトロノーム記号などで指定されたテンポを標準として、一時的にコントロールするものです。従って、演奏パネルで設定した相対的なテンポは楽譜ファイルとして保存はされませんので、次回そのファイルを開いたときは、楽譜上のテンポの状態に戻ります。
オーディオファイルに出力するときなどは、演奏パネルのテンポではなく、楽譜の設定や楽譜上のテンポに関する記号で設定するようにしてください。