パートを選択した状態で、プロパティウィンドウには大変多くの重要な設定項目が表示されます。
右の図はProの画面です。Std/Lite/パレットには存在しない項目も表示されています。(下記説明参照)
「譜表の設定」ダイアログボックスで、選択されているパートの譜表の種類(五線の種類)を設定します。
コードネームと共にダイアグラムを表示する場合、その表示方法などを設定します。
速度や繰り返しに関する記号や標語、コードネーム、リハーサルマーク、小節番号などの記号の表示設定をおこないます。
「パートに設定された括弧に従って表示する」か「常に表示する」か「表示しないか」を設定します。
楽譜の各パート先頭に表示するパート名を設定します。
楽譜の先頭以外の各段落に表示するパート名を設定します。
楽譜の設定で設定した標準の五線の高さに対する相対的な五線のサイズ(高さ)を設定します。
各段落の左端に表示する括弧を設定します。
複数のパートを括弧で連結する場合は、連結したい複数のパートを選択した状態で括弧の種類を選択してください。既に設定しようとしている種類が設定済みの場合も、再度同じものに設定しなおすことで目的の連結状態になります。
括弧の外側にもう一つ別の括弧を設定することができます。
小節線の表示方法を設定します。
選択されているパートと、その次のパートとの間の小節線を連結する場合はチェックを入れます。
和音の省略方法を設定します。
選択されているパートに、VSTインストゥルメントを使用する場合はチェックを入れます。
選択されているパートの演奏に使用する音色を設定します。演奏パネルの音色と連動します。
クレッシェンド( およびデクレッシェンド) の音の強弱の効果を設定します。オルガンなどの持続音を使用する場合は「エクスプレッション」を、ピアノなどの減衰音を使用する場合は「ベロシティ」を選択してください。
選択されているパートの演奏時の音量を設定します。演奏パネルの音量と連動します。
左右のスピーカーのどちらにどの程度音量を振り分けるかを設定します。「0」を中心として、「- 63」から「+ 63」までの値で入力します。値が大きくなると右側の音量が大きくなり、値が小さくなると左側の音量が大きくなります。
リバーブ効果(音の空間的な広がりを表現するエフェクト)を設定します。「0」から「127」までの値で設定します。KAWAIソフトウエア音源または、外部のMIDI音源を使用する場合にのみ機能します。
音の高さを微妙にずらして、音の広がりと厚みを加えます。「0」から「127」までの値で設定します。KAWAIソフトウエア音源または、外部のMIDI音源を使用する場合にのみ機能します。
パート演奏時のキーを指定します。管楽器や弦楽器に見られる移調楽器の音色を使用する場合はここでキーを指定します。
キーが変わるのは演奏時だけですので、楽譜自体に調号をつけたりする場合は「移調」をおこなったり、「調号」を貼り付けてください。
このパートを演奏するときに使用するチャンネルが自動で設定されます。スタンダードMIDI ファイル(SMF)へエクスポートして他社製音楽ソフトなどでデータを活用する場合、ここでチャンネルを指定することができます。
ゲートタイムとは音の長さを表します。 このパートを演奏するときの音の長さを、各音価としての長さを100% とした割合で設定します。同じ音価の音符でも音を短く切るように演奏させたいときは、この値を小さくします。ただし、アーティキュレーションなどが貼り付けられている部分は、それに従って演奏されます。
このパートの表示/ 非表示を設定します。パートをマスクしても、記号が入力されていれば演奏には反映されますので、演奏はさせるが見えないようにしたい場合に便利な機能です。
このパートの五線の描画方法を設定します。「通常」「なし」「枠のみ」「小節線のみ」から選択できます。