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再生オプション

再生に関するオプションを設定します。

再生デバイス

再生デバイスをリストから選択します。 既定では「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されています。 756音色(無料版(エディター)では732音色)のKAWAIソフトウェア音源を使う場合やVSTi、ボーカル、階名唱を使用する場合には、この項目を選択してください。 外部音源を使用する場合は、お使いの音源(またはその音源を接続したインターフェースデバイス)のドライバを選択します。

ASIOを使う

KAWAIソフトウェア音源が使用するオーディオデバイスがASIOに対応している機器の場合、チェックを入れることで、リアルタイム入力時の発音の遅れを大きく改善することができます。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されており、かつ、お使いのPCのオーディオデバイスがASIOに対応しているときにこの設定をおこなうことができます。

WASAPIを使う

チェックを入れることで、WASAPI(Windows Audio Session API)を使うことができます。 WASAPIを使うと、リアルタイム入力時の発音の遅れが改善される場合があります。 またWASAPIを使う場合は、排他モード(X)を選ぶことができるようになり、このモードでは、より遅れの改善が期待できます。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されているときにこの設定をおこなうことができます。

最大同時発音数

同時に発音できる最大数を設定します。 発音数を多くすると、お使いのPCに負荷がかかりますので、動作が不安定になる場合は設定値を下げてみてください。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されているときにこの設定をおこなうことができます。

波形選択

スコアメーカーZERO プラチナム/スタンダードの音波形(拡張)で発音するか、スコアメーカー8までの音波形(8シリーズ互換)で発音するかを選ぶことができます。

無料版(エディター)では選択することはできません。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されているときにこの設定をおこなうことができます。

発音の遅れ

ソフトウェア音源の特性として、発音のためのバッファサイズ分の遅れがあらかじめ設定されています。 お使いのPCに負荷がかかりすぎて演奏が途切れたりする場合には、自動(T)のチェックを外して、右側のスライダーで値を大きく設定してみてください。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されており、かつ、「WASAPIを使う」にチェックが入っていないときにこの設定をおこなうことができます。

VSTiのフォルダ

VSTiの参照先を設定します。 VSTiを使用する方法についてはVSTiの設定を参照してください。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されているときにこの設定をおこなうことができます。

音源タイプ

PCに接続した外部音源が、拡張規格であるGM2に対応していない場合は、「GM1」を選択してください。

外部音源がPCに接続され、その外部音源が選択されているときにこの設定をおこなうことができます。

MIDI入力を出力する

例えば、電子ピアノ(MIDIキーボード)とPCをMIDI接続しており、スコアメーカーZEROの再生デバイスもその電子ピアノに設定しているような場合、電子ピアノの設定によっては自分が弾いた音とスコアメーカーZEROが鳴らした音の両方が重なって発音してしまい、音が干渉することがあります。 そのような場合には、チェックを外すことで弾いた音をスコアメーカーZEROに発音させないようにすることができ、干渉を解消できます。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されていないときにこの設定をおこなうことができます。

ボーカル

ボーカル生成の設定をおこなうことができます。

「Kawai GM2 SW Synth / VSTi / ボーカル」が選択されているときにこの設定をおこなうことができます。

バッファサイズ

演奏時のボーカル生成に使用するバッファサイズを指定します。 歌声にノイズが出る場合は、バッファサイズを大きくすることで、演奏時の負荷が減り、解決する場合があります。

バックグラウンドで生成する

ボーカル生成を演奏時ではなく、編集中にあらかじめ生成するようにします。 演奏前にボーカル生成が完了している場合は、演奏時のボーカル生成が不要になるため負荷がなくなります。 ただし、編集中は頻繁にボーカル生成がおこなわれるため、編集操作が重くなることがあります。 演奏前にボーカル生成が完了していない場合は、バックグラウンド生成しない場合と同様に、演奏時にボーカル生成の負荷がかかります。 バックグラウンドでのボーカル生成の状態は、アクションバーに示され、のときは、ボーカル生成中を表しています。

生成終了後に再生

バックグラウンドでの生成が完了するまで演奏が開始されないようにします。 そうすることで、常に演奏前にボーカル生成を完了させ、演奏時のボーカル生成による負荷をなくします。

このオプションにチェックが入っている場合は、バックグラウンドの生成が完了するまで演奏を開始することができません。

ReWire時ホストのテンポに同期

ReWire動作時に、楽譜に入力されたテンポ等は全て無視し、ホストのテンポに合わせてスコアメーカーZEROの演奏を同期させます。

基準ピッチ

再生時の基準ピッチ(A4の周波数)を392~466Hzの間で設定できます。 バロックピッチにしたり、練習する楽器のチューニングに合わせるときに便利です。

再生デバイスに外部MIDI音源を指定している場合、スコアメーカーZEROは外部MIDI音源に対して基準ピッチ情報を送信します。 外部MIDI音源側で直接、基準ピッチを調整する必要はありません。

音律の設定

再生時の音律の設定をおこなうためのダイアログボックスを開きます。

「音律の設定」ダイアログボックス

音律

使用したい音律をリストから選択します。 「平均律」を使用したい場合は「音律を使う」のチェックを外してください。

「音律を使う」のオン/オフとプレーヤーモードのコントロールバーにある「音律」のオン/オフは連動します。

平均律 現在のピアノの調律方法として最も一般的なもので、どのように転調や移調をしても和音の響きが変わらないという特徴があります。
純正律(長調 / 短調) 主要な3度と5度のうなりをなくした調律法です。 主要3和音が美しく響きますが、それ以外の和音は濁るものがあります。
ピタゴラス音律 ほとんどの5度のうなりをなくした調律法で、多くの3度がうなるため和音を演奏すると響きが濁りますが、旋律を演奏するとその個性が良く出るのが特徴です。
中全音律 主要な長3度のうなりをなくすために少しだけ5度のうなりを許した調律法で、古い時代の鍵盤楽器で広く使用されていました。
ヴェルクマイスター第Ⅲ法 /
キルンベルガー第Ⅲ法
調号の少ない調は、和音の美しい中全音律に近く、調号が増えるにしたがって、旋律の個性が良く出るピタゴラス音律に近づく調律法です。 古典音楽の作曲家の意図した"調性の性格"を反映することができます。

基準となる音

「音律を使う」にチェックが入っているとき(平均律以外のとき)に選択ができます。 平均律と同じ周波数にする音を選択します。

主音

「音律を使う」にチェックが入っているとき(平均律以外のとき)に選択ができます。 「自動」を選択すると、演奏時に楽譜の調から自動的に主音を決定します。