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音律の設定

音律の設定を行うには、以下の3つのいずれかの方法で表示される「音律の設定」ダイアログボックスで行います。

「音律の設定」ダイアログボックス

音律

使用したい音律をリストから選択します。 「平均律」を使用したい場合は「音律を使う」のチェックを外してください。

「音律を使う」のオン/オフとプレーヤーモードのコントロールバーにある「音律」のオン/オフは連動します。

平均律 現在のピアノの調律方法として最も一般的なもので、どのように転調や移調をしても和音の響きが変わらないという特徴があります。
純正律(長調 / 短調) 主要な3度と5度のうなりをなくした調律法です。 主要3和音が美しく響きますが、それ以外の和音は濁るものがあります。
ピタゴラス音律 ほとんどの5度のうなりをなくした調律法で、多くの3度がうなるため和音を演奏すると響きが濁りますが、旋律を演奏するとその個性が良く出るのが特徴です。
中全音律 主要な長3度のうなりをなくすために少しだけ5度のうなりを許した調律法で、古い時代の鍵盤楽器で広く使用されていました。
ヴェルクマイスター第Ⅲ法 /
キルンベルガー第Ⅲ法
調号の少ない調は、和音の美しい中全音律に近く、調号が増えるにしたがって、旋律の個性が良く出るピタゴラス音律に近づく調律法です。 古典音楽の作曲家の意図した"調性の性格"を反映することができます。

基準となる音

「音律を使う」にチェックが入っているとき(平均律以外のとき)に選択ができます。 平均律と同じ周波数にする音を選択します。

主音

「音律を使う」にチェックが入っているとき(平均律以外のとき)に選択ができます。 「自動」を選択すると、演奏時に楽譜の調から自動的に主音を決定します。