ハイフンは、欧文の歌詞などで1つの単語を複数の音符にまたがって歌う場合に用いられるもので、2つの歌詞音節の間に入力されます。
半角英数で歌詞の入力中であれば、-をタイプするだけで自動的に次の音節との間にハイフンが入り、テキスト入力キャレットが次の音符の下に自動的に移動します。
あるいは「コントロールバー」のをクリックして入力することもできます。
ハイフンで結ぶ歌詞が遠い場合は、自動的に複数のハイフンが表示されます。
半角英数で歌詞を入力時に-を押して、歌詞を確定しながらハイフンを入力することもできます。
文字としてハイフンを入力したいときはCtrlを押したまま-を押します。
歌詞を認識させた楽譜でハイフンが抜けていた場合などは、左側の歌詞音節を選択した状態でプロパティのハイフンにチェックを入れることで後から付けることができます。
歌詞間のハイフンを1つにしたい場合は、以下の手順で設定してください。
ファイル(F)メニューの楽譜の設定(F)...コマンドを実行するなどして、 楽譜の設定ダイアログボックスを開きます。
ダイアログボックス内の「表示」の項目をクリックします。
「歌詞のハイフン」の項目から複数表示する(R)のチェックを外してください。
歌詞間のハイフンの間隔を指定したい場合は、以下の手順で設定してください。
ファイル(F)メニューの楽譜の設定(F)...コマンドを実行するなどして、 楽譜の設定ダイアログボックスを開きます。
ダイアログボックス内の「表示」の項目をクリックします。
「歌詞のハイフン」の項目から複数表示する(R)にチェックを入れ、間隔(Y)の数値を変更します。
ハイフンの始点となる歌詞音節を、選択カーソルでクリックして選択し、プロパティパネルの「ハイフン」のチェックを変更します。
音引き線は、歌い方を指示するための記号として、歌詞音節同士を下線で結ぶように表記するもので、複数の歌詞音節にまたがって入力することもできます。
始点となる歌詞音節の文字列の最後から、終点となる歌詞音節まで下線が表示されます。 歌詞入力を行いながら、コントロールバーやショートカットキーを使って入力する方法と、歌詞を入力後に歌詞音節のプロパティや右クリックで始点と終点を指定して入力する方法の2種類があります。
なお、音引き線は、終点が指定されていない場合は次の始点の前の歌詞音節まで、次の始点がない場合はその歌詞リボンの最後の歌詞音節まで音引き線が表示されます。
半角英数で歌詞を入力中であれば、Shiftを押したまま_(アンダーバー)をタイプするか、コントロールバーのをクリックすると、次の歌詞音節との間に音引き線が入力され、次の歌詞音節に入力位置が移動します。
音引き線を伸ばしたい位置まで同じ操作を繰り返し、終点となる位置でスペースを押します。
音引き線の始点となる歌詞音節を、選択カーソルでクリックして選択し、プロパティの「音引き線始点」のチェックを変更します。
音引き線の終点も同様の方法で「音引き線終点」のチェックを変更します。
歌詞の弧線は、歌い方を指示するための記号として、単独の歌詞音節か2つの隣り合った歌詞音節かのいずれかを選んで付けることができます。
スコアメーカーZEROでは、単独の歌詞音節に付くものを「弧線1」、2つの隣り合った歌詞音節に付くものを「弧線2」としており、歌詞入力を行いながらコントロールバーやショートカットキーを使って入力する方法と、歌詞を入力後に歌詞音節のプロパティや右クリックで指定する方法の2種類があります。
弧線を付けたい歌詞音節に歌詞を入力します。
入力中の歌詞音節のみに弧線を入力したい場合(弧線1)は、Ctrlを押したまま[をタイプするか、コントロールバーのクリックします。
歌詞音節に弧線が入力され、次の歌詞音節に入力位置が移動します。
歌詞音節にまたがった弧線を入力する場合(弧線2)は、Ctrlを押したまま]をタイプするか、コントロールバーのクリックします。
この時点では、最初の歌詞音節の下に弧線が表示されますが、次の歌詞音節を入力すると、歌詞音節にまたがって弧線が表示されます。
弧線を付けたい歌詞音節を、選択カーソルでクリックして選択し、プロパティの「弧線1」または「弧線2」のチェックを変更します。