合唱譜の場合、1つのパートに複数の声部を記譜することがあります。
この際、音価が同じ音符を、五線の同じ音高の位置に入力すると、先に入力した音符が消えてしまう事があります。
スコアメーカーでは、音符に対して声部を割り当てる事ができます。
入力を行う場合には、声部を指定した上で入力を行います。
手順は下記の通りです。
手順
入力の際、「表示」パネルの属性にある「声部の色分け表示」を有効にしておくと、声部を割り当てた音符に色がつきますので確認しやすくなります。
※8シリーズ以前のバージョンをお持ちの場合には、[表示]メニューの[情報表示]をクリックします。
※FX6シリーズ以前のバージョンをお持ちの場合には、[画面]メニューの[情報表示]をクリックします。
-
「お気に入り」パレットから音符を選択します(Ver.11の場合は、「モードバー」から「音符入力」を選択し、「コントロールバー」の「音符」を選択します。)。
※「お気に入り」パレットが表示されていない場合には「記号」パレットの音符を選択します。
※FX6シリーズ以前のバージョンの場合「お気に入り」パレットはありません。「入力パレット」の「記号パレット」から音符を選択します。
-
「プロパティ」ウィンドウの「声部」にマウスを移動します(Ver.11以降はプロパティパネル)。
-
「状態」の「フリー」をクリックし、表示された項目の「声部1」をクリックします。
「声部」はどれを選択しても結構です。
-
マウスを五線上に移動させクリックして音符を入力します。
-
再度、「状態」の「声部1」をクリックし、表示された項目の「声部2」をクリックします。
先ほど入力した音符とは別の声部を選択してください。
-
マウスを五線上に移動させ、先ほど入力した音符(声部1)に重ねます。
-
クリックします。
※クリックすると音符が入力され、先に入力した音符(声部1)が少し左に移動します。
情報表示が表示されている場合には、下記のように声部ごとに音符が色分け表示されます。
情報表示についてはこちらをご覧ください。
2つ目の音符を入力すると、1つ目に入力された音符(今回の場合は声部1の音符)は「オフセット」され、少し左へ移動します。
入力された音符は、「オフセット」を使用することで、音符の表示位置を微調整することが可能です。
「オフセット」の方法についてはこちらをご覧ください。
[
更新日時:2015年11月9日 /
文書番号:00398 ]