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バージョン1.1で何が変わったのか
ExPodのバージョン1.1ではもっと簡単に、もっと楽しく収録や編集をするために様々な機能が追加されています。
キャラクターの設定
従来のバージョンでは、イージーモードに登場するキャラクタとして、アシスタントとディレクターそれぞれ二人から選択することができました。
バージョン1.1では、これらに加えて好みの画像をキューシートの設定画面や、収録画面に表示させることができるようになりました。
この設定は、エキスパートモードで行います。
「ツール」メニューの「その他の設定」を選択するとダイアログが表示されます。
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ダイアログの中央にある登場人物の部分で、「ランダムに変える」のチェックを外すと、アシスタントとディレクターそれぞれに表示させる人物を選択できるようになります。
お好みの画像を表示させる場合には、「参照」ボタンを押して、表示させたい画像ファイルを選んでください。
設定が完了したら、OKボタンを押してダイアログを閉じます。
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設定を反映させるためにExPodを一度終了させ、再起動させると、指定した画像がイージーモードの各画面に表示されるようになります。
お好みのキャラクターと共に、収録をお楽しみください。
別途録音したデータを使って番組を作成
ボイスレコーダーや別のアプリケーションで録音したトークにBGMをつけて番組を作成するのもとても簡単になりました。
まず、録音したトークのWAV(またはMP3)ファイルをTALKトラックに貼り付けます。 次に、BGMファイルをBGMトラックに貼り付けます。 波形編集カーソル(十字のカーソル)に変更して、トークの始まりから終わりまで(実際に話をしている部分)を選択します。
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「効果」メニューの「コーナーと同様に音量を変化させる」を選択すると、TALKトラックとBGMトラックに音量カーブが設定されます。
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トーク全体の音量を変更したい場合には、トラックの左側に用意されているエフェクト「VoiceProcessor」のOutputのパラメータを操作すると簡単に調整することができます。
これは言わない方がよかったかな…
収録の際には気付かなかったんだけれど、後から聞き直してみたらこれはちょっとマズイかな、という場合にはピー音をかぶせることができます。
まず、波形編集カーソル(十字のカーソル)で、TALKトラックの問題部分を選択します。
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次に、「効果」メニューの「ピー音を入れる」を選択します。
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問題部分のTALKトラックの音量が下がり、SEトラックにピー音が追加されます。
あえて何でもない所にピー音を入れて、意味ありげな雰囲気をつくるといった使い方もおもしろいですね。
その他にも色々追加されています
「表示」メニューに「選択範囲を拡大」と「全体を表示」が追加されています。 前者は、選択部分を画面の横幅に合わせて拡大、後者は、番組データ全体が見渡せるように横幅を調整するものです。
また、エキスパートモードの「ファイル」メニューにある「MP3保存」には、モノラルオプションが追加されています。 ステレオの効果を使っていない場合などには、このオプションを設定するとファイルサイズを小さくすることができます。 この時、ビットレートはステレオの場合の半分程度(ステレオで128000なら、モノラルで64000)に設定すると同程度の音質で、コンパクトなファイルを出力することができます。
いかがでしょう?バージョン1.1では今回ご紹介した以外にも細かな修正がされています。 色々な機能を使って、より快適なポッドキャストライフを楽しんでくださいね。