スペーシングルールとは、音符同士の間隔をどの程度にするか、小節線と先頭の音符の間隔はどのくらい確保するかなどの基準のことです。 このルールは、楽譜ファイルごとに保存されていて、新規作成時は、使用したテンプレートのルールが適用されます。
プラチナムの場合は、楽譜の設定の「スペーシングルール」で自分で設定することができます。 設定したルールをテンプレートとして保存しておけば、いつもお好みのルールを新しいファイルに適用することができます。
プラチナム以外の場合は、スペーシングルールをカスタマイズすることはできません。 テンプレートによって適切なルールが設定されているので、そのまま使用することになります。
スペーシングルールの単位はテンスです。 例えば4分音符の音符の配分が50Tに設定されていると、4分音符と次の音符との間隔は五線の線間5つ分になります。
音符をスペーシングルールの通りにそのまま配置していくと、段落の右端をはみ出したり、逆に右端に余白ができてしまうことになります。 したがって、ルールで設定した音符の間隔などの数値はあくまでも目安の値となります。 段落の中に多くの小節を割り振ると、必要に応じてルールの相対的な比率で音符を詰め込むことになります。 シートビューでは小節幅は小節内の記号によって自動で広げられたりするため、このような制約は受けず、スペーシングルールは基本的にそのまま適用されることになります。