スコアメーカーでは、歌詞は音符に対して入力できます。 音符ごとに入力された歌詞の文字列を「歌詞音節」と呼び、1 つの旋律に続けて入力された歌詞音節は「歌詞リボン」で結ばれています。
歌詞音節や歌詞リボンは、それぞれ歌詞スタイルやプロパティでフォントなどを設定したり、レイアウトを調整したりすることができます。
早速歌詞を入力してみましょう。あらかじめ「きらきら星」の最初のフレーズの音符を入力しておきましょう。
歌詞入力モードにする
歌詞を入力する音符を選ぶ
歌詞をタイプする
最初に英語の歌詞を入力することにしましょう。先頭の音符の下に最初の歌詞音節 Twinとタイプしたら、-キーをタイプします。
このときPC の入力モードが日本語入力になっていないことを確認してください。(日本語の歌詞の入力方法はこの後で説明します。)
すると、次の歌詞音節との間に自動的にハイフンが表示されて、キャレットは次の音符の下に移動します。
このとき、「歌詞リボン」の枠が青く表示されます。「歌詞リボン」については、次の章で説明します。
ここで、次の歌詞音節kle,とタイプします。
スペースキーをタイプして、同様にtwin-kle, lit-tle star,... と入力しましょう。
英語のように、複数の文字で一つの音節を構成し、複数の音節で一つの単語を構成するような歌詞の入力は上記の手順で行います。 ポイントは、音節間の移動を-キーで行うと自動的にハイフンが入り、音節が移動できるという点です。音節間を移動するだけのときは、 ←→キーまたはTabキー(+ Shiftキーは逆方向) で移動できます。
歌詞入力を終了するには、余白の部分などの音符から遠い場所をクリックします。
次に、2番の歌詞を日本語で「きらきらひかる・・・」と入力することにしましょう。 2番の歌詞を作成するには2つの方法があります。 1つ目は、単に鉛筆の形の歌詞入力カーソルで、2番の歌詞を入力したい場所をクリックする方法です。もう一つは、 1番の歌詞の入力中にEnter(改行) キーや↓キーをタイプする方法です。 いずれかの方法で2番の歌詞を入力できる状態にしてください。
左の図は、入力したい場所をクリックしました。
日本語の歌詞を入力するには、「キーボードを日本語入力モードにしておくこと」が必要です。 日本語の歌詞の入力では1 音節ずつ文字を入力しながら入力場所を移動していく方法と、 以下のように数文字をまとめて入力し、文字確定時に複数の音符に順次自動的に割り当てる方法があります。
先頭の音符の2 番に きらきらひかる をタイプします。(ここではEnterキーで確定させずに、未確定状態のまま次のステップに進んでください。)
Ctrlキーを押しながらEnterキーを押して入力文字を確定させます。
先頭の音符以降に歌詞が1 文字ずつ割り振られます。最後の文字「る」の次の音符の歌詞に入力位置が移動しますので、続けて歌詞を同様の方法で入力していきます。
スコアメーカーはUnicode に対応しているので、英語や日本語だけでなく、ドイツ語やフランス語、さらにはハングルや中国語、キリル文字などあらゆる文字の歌詞を入力することができます。 具体的な入力方法については、「欧文の入力」を参照してください。