楽譜には、音符や音楽記号、演奏記号のような演奏に直接影響する記号だけでなく、タイトルや作曲者名、あるいは著作権情報などの演奏とは直接関係のないテキストも多く使われます。
このレッスンでは、これらのテキストの入力や編集方法について説明します。
タイトルや作曲者名などは、「新しい楽譜を用意しよう」で学習したように、「新規作成ウィザード」の3ページ目であらかじめ設定しておきます。 そうすることによって、テンプレートによっていつも決まった位置に決まったスタイル(フォントや配置) で自動的に表示させることができます。
新規作成ウィザードでタイトルや作曲者名を設定しなかったときは、「楽譜の設定」を開いて、 「作品の情報」のページで設定することができます。こ うして設定した「タイトル」「作曲者名」などのテキストは、ご使用のテンプレートによっ ては自動的に楽譜の1 ページ目に入力された状態で表示されます。
上図は、サンプル楽譜「動物の謝肉祭より白鳥(C.サン=サーンス)」の冒頭部分ですが、「楽譜の設定」で「作品の情報」を確認すると左図のようになっています。 テンプレートに作曲者名がなかったり、作詞者名を設定しても表示されない場合は、テキスト入力モードで任意の場所に入力します。
画面左の「モードバー」から「テキスト入力」アイコンをクリックして、テキスト入力モードにします。
テキスト入力モードでは、「コントロールバー」にテキスト入力に必要なコントロールが表示されます。
テキストの種類の選択
「種類」リストから、入力したいテキストを選択します。ここでは「タイトル」を選択します。
テキストの入力
楽譜上にマウスカーソルを移動すると、マウスカーソルに「タイトル」が表示されます。
任意の位置で、マウスの左ボタンをクリックして、「タイトル」を入力します。
テキストの編集
カーソルを「選択カーソル」に切り替えて、入力したタイトルをダブルクリックします。
「楽譜の設定」の「作品の情報」が表示されるので、「タイトル」文字列を編集して、OKボタンをクリックします。
自由テキストは、文字通り自由なテキストを楽譜上の任意の位置に入力する機能です。
「コントロールバー」の「情報」リストから「自由テキスト」を選択して、楽譜上に移動するとマウスカーソルが鉛筆の形になります。
任意の位置でクリックしてからテキストをタイプします。
テキストが完成したら周辺をマウスでもう一度クリックすることで入力が確定します。
テキストのフォントや配置( テキスト枠に対して左寄せ/ 右寄せなど) や、所属( ページに属するか小節に属するか) などは、テキストのプロパティを使って設定します。
テキストを選択した状態で、マウスの右ボタンをクリックすると、メニューが表示されるので、プロパティを選択して下さい。プロパティパネルが表示されます。
この機能もマウスの右ボタンをクリックして表示されるメニューから選択します。テキストを選択した状態で、右クリックしてメニューを表示します。
メニューの整列を選択します。
このコマンドを使うとテキストの位置を揃えたり、複数のテキストを綺麗に整列することができます。