歌詞を入力したら、マウスを選択カーソルにして、歌詞の場所に近づけてみましょう。入力済みの歌詞の部分に水色や薄緑色の帯のようなものが表示されます。
これが歌詞リボンです。歌詞と五線の間隔をレイアウトしたり、歌詞のフォントをまとめて変更したり、歌詞のコピー&ペーストを行うときなどにこの歌詞リボンを使います。
歌詞リボンは、楽譜の先頭から最後まで繋がっています。試しに一度シートビューにして歌詞リボンが最後まで繋がっていることを確認してみましょう。 1番の歌詞、2番の歌詞・・・とある楽譜では、同じ番数の歌詞が1本の同じ色のリボンに入るように注意しましょう。
それでは先ほど作成したきらきら星の1 番の歌詞のフォントを変更してみましょう。
歌詞リボンを選択する
1 番の歌詞リボンを選択カーソルで選択します。 このとき、歌詞リボンそのものをクリックすると「その段落の1番だけ」選択したことになります。 楽譜の最後までの1番のリボンを全て選択するには歌詞リボンの左の余白部分をクリックします。 選択されたリボンの色は少し濃く表示されます。
プロパティパネルを表示する
マウスの右ボタンをクリックして、「プロパティ」を選択します。 プロパティパネルが表示されるので、「歌詞スタイル」の「スタイル設定」をクリックします。 「歌詞スタイルの設定」ダイアログが表示されます。
歌詞スタイルを設定する
「歌詞スタイルの設定」ダイアログが表示されます。この中の「フォント」のドロップダウンリストから「MSゴシック」を選択してみましょう。 また、「色」も「赤」に変更してみましょう。 設定が終わったら、OKをクリックして、設定を終了します。
設定完了
1番の歌詞のフォントと色が変更できました。
歌詞リボンは、マウスで直接ドラッグして移動できます。歌詞の1番と2番の間隔を広くまたは狭くしたいときや、五線の下から上に移動するときに便利です。 このときも、特定の段落のリボンだけ移動したいときは、リボンの色の付いた部分を選択して移動させ、楽譜の最初から最後までを移動したいときはリボンの左余白部分をクリックして選択してから移動させます。
歌詞リボンのプロパティで、「縦オフセット」を直接操作することでもリボンの縦位置を調整できます。この数字は五線の第5 線からの距離を単位「テンス」で指定します。
歌詞リボンが表示された状態で、マウスカーソルを歌詞音節に近づけると、その音節がピンク色の矩形(長方形)で表示されます。この状態でマウスをクリックすることで、 その音節を移動したり、ダブルクリックして音節の文字を修正したり、プロパティでハイフンだけでなく音引き線や弧線などを付けたりといった編集を行うことができます。 また、リボン全体ではなく、特定の音節だけフォントを変更することもできます。