:チュートリアル > レイアウトの編集 > 小節の選択とコピー

小節の選択とコピー

ここでは、小節を選択してその中の音符や記号を削除したり、小節そのものをコピーしたりする方法を説明します。

小節の選択

小節を選択するには、選択したい小節の五線の第1 線と第5 線の間を選択カーソルでダブルクリックします。

選択された小節はオレンジ色に点灯します。

小節の選択で何ができるか

小節を選択することで、例えば以下のような様々な編集操作を行うことができます。

ここでは、これらの中で基本的な操作だけ説明します。

小節内の記号をまとめて削除する

小節を選択した状態でDeleteキーをタイプすると、その小節内の音符や記号が全て削除されます。間違えて入力( 認識) した音符を入力しなおすときなどに便利です。

小節(M)メニューには小節の削除(E)というコマンドがあります。 このコマンドを実行すると、小節の中身ではなく小節そのものが削除されます。 この場合の「小節そのもの」というのは、全パートにわたっての小節という意味です。余計なフレーズを全パートにわたってカットするときなどに「小節の削除」を利用します。
一方パート内小節の削除(S)は、キャレットがあるパートの小節のみ削除します。
なお、小節(M)のコマンドは、小節を選択していなくても 「キャレット」がある小節に対して機能します。

小節の選択とコピー&ペースト

楽譜上の記号や小節を「コピー」して、それを別の場所に「貼り付ける」操作を「コピー&ペースト」と呼ぶことにします。 小節単位でのコピー&ペーストは、頻繁に行う操作です。「きらきら星」を例にその手順を説明しましょう。

左図は、きらきら星の音符を途中まで入力したところです。この続きは、5 ~ 6小節目と同じフレーズです。このようなときは、次の手順でコピーして貼り付けます。

まず、選択カーソルで5 小節目をダブルクリックし、Shiftキーを押したまま6 小節目をダブルクリックして、コピー元の小節を選択します。

次に編集(E)メニューのコピー(C)コマンドを実行するか、Ctrlを押したままCをタイプして、この内容をコピーします。

貼り付け先の7 小節目をダブルクリックして、Shiftキーを押したまま8 小節目をダブルクリックして、コピー先の小節を選択します。

編集(E)メニューの貼り付け(P)コマンドを実行するか、 Ctrlを押したままVをタイプして、コピーした内容を貼り付けます。

複数の連続した小節を選択する方法は他にもあります。 先頭の小節をダブルクリックします。このとき2回目のクリックでは、マウスの左ボタンを押したまま、マウスを終点の小節へ移動し、マウスの左ボタンを離します。

小節のプロパティ

小節を選択した状態でプロパティパネルを開くと「小節番号」「不完全小節」「マスク」の3つのプロパティが表示されます。 「マスク」にチェックを入れると、その小節が非表示になります。 例えば、ピアノ伴奏つきの歌の楽譜で、前奏部分がピアノだけという楽譜では歌のパートの不要な小節を選択して、プロパティで「マスク」します。

小節の挿入や、小節線の追加・削除と編集については、「小節の編集」をご覧ください。