歌った音を見つけよう 対象学年:2年生

 

  
使用するソフト 「おんぷのべんきょう」-「おんぷのべんきょう1」
ねらい

音の高さや長さ、休みのイメージを楽しみながら学習します。

先生が歌った歌の音を探して、絵譜に貼り付けていきます。
音の長さや高さを選んで、試行錯誤を繰り返します。
音を聞きながら自分で絵譜にイメージを貼り付けていきますから、音の高さや長さ、休みなどの基本的な概念を学ぶ事例にぴったりです。

     

楽譜ではなく、絵譜を使い、『ド』-『レ』-『ミ』のようにとなりの音と隣接する音や、『ソ』-『ソ』-『ソ』のように連続した同じ音を使うことで、簡単に音の階段をイメージさせながら、高さや長さの理解度を深めることができます。

     
 
 音の高さのイメージを膨らます。
 

 

 

 

全て同じ長さの音で、休符を用いずに、隣接した音や連続した音で構成された歌。

例1

『ド』『レ』『ミ』『ファ』『ソ』『ソ』『ソ』のように、短くて音の階段をイメージさせやすい音を使います。
前拍をつけ手で拍子をとりながら、先生が歌うととても簡単です。
音を聞き取る練習ではないので、難しくする必要はありませんが、『おなかがすいた』などの歌詞で歌っても、
楽しいですよね。

※この絵譜を見ながら、「『ド』より『ミ』が高いところにあるよね」とサポートしながら、音の高さをしっかりイメージさせることが大切です。
音を貼り付ける時に流れてくる音が『ドレミ』で聞き取りづらい時は、コンピュータが『ドレミ』で歌う「かいめいしょう機能」を使うと『ドレミ』の理解度がさらに深まります。

例2

例1では上行系を使いましたので今度は下行系をつかって音の高さのイメージをしっかり覚えさせます。
『ソ』『ファ』『ミ』『レ』『ド』『ド』『ド』歌詞でしたら『ごはんをたべよ』ではいかがでしょう。

   

例3

上行系と下行系を組み合わせてみましょう。
『ソ』『ファ』『ミ』『レ』『ド』『レ』『ミ』『ファ』『ソ』『ファ』『ミ』『ファ』『ソ』
歌詞でしたら『きょうのきゅうしょくなんだろな』ではいかがでしょう。

   
 
  休符のイメージを学習する。
  

隣接した音や連続した音で構成された歌の間に音の無い場所(休符)をいれる。


STEP1の例1で使用した『ド』『レ』『ミ』『ファ』『ソ』『ソ』『ソ』と例2で使用した『ソ』『ファ』『ミ』『レ』『ド』『ド』『ド』とを組み合わせます。
『ド』『レ』『ミ』『ファ』『ソ』『ソ』『ソ』『休』『ソ』『ファ』『ミ』『レ』『ド』『ド』『ド』
歌詞でしたら『おなかがすいた_ごはんをたべよ』ではいかがでしょう。

 
 
   
  音の長さのイメージを学習する。
 

同じ音の長さだけでなく、休符を入れたり途中に長さの違う音を使う。


『ソ』『ファ』『ミ』『レ』『ド』『レ』『ミ』『休』『ド』『ソ・ソ』『ド』『ソ・ソ』『ド』 (『ソ・ソ』のように短い音を入れる)
『ド』『レ』『ミ』『ファ』『ソ』『ソ』『ソ』『休』『ソ』『ファ』『ミ』『レ』『ド』『ド』『ド』
歌詞でしたら『
たぬきのおなか ポンポコ ポンポコ ポン』ではいかがでしょう。(ポコが短い音)

 

 

 

まとめ

音のイメージを絵譜に貼り付けることによって高さや長さの違いがはっきりと理解できます。
絵譜に音を貼り付けたら終わりではなく、その後に全員で歌うことでさらに高さのイメージをつかみやすくなります。

 
 
   

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