◆掛け図のかわりに
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6年生の「曲想を味わいながらきいたり合奏したりしましょう」という活動で、ホルスト作曲の「木星」を教材として以下のように学習をすすめました。
- ホルスト作曲の惑星から「木星」をCDで鑑賞し、まず曲想をとらえました。
- 次に音楽室で、コンピュータとプロジェクタを使ってメトロっぴの画面を映し、曲を再生しました。
- 今度は「鍵盤ハーモニカの城(チャレンジ門)」の「おてほん」を映して、画面を切り替えて試しながら楽譜と音を確認しました。
- 絵譜表示を用いて階名唱をする。
- 音符表示に切り替えて前半と後半の音域の違いを確認する。
- 確認した後、最初の8小節分だけを映しておいて、その部分の個人練習を行う。
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- 最後に、まとめとして一緒に演奏して1時間が終わりました。
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◆感想と子どもたちの声
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<感想>
今までは教科書をA1サイズ(あるいはA0サイズ)に拡大して掲示したり、黒板にマグネット音符を使って、楽譜を作ったりしていました。児童にわかりやすいように大きく楽譜を提示するのは、意外と手間がかかることなのです。でもメトロっぴを掛け図の代わりに使うと、大きくて見やすいし映し出すのも簡単。階名を憶えた後は、絵譜から通常の楽譜に戻して、すぐに前半と後半の音域の違いを確認したり、一緒に演奏したりすることもできるので、とても便利でした。
<子どもたちの声>
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- 楽譜を読むのは苦手だけど、音符がわかるので演奏できた。
- ゆっくりな速さでいっしょに演奏できていい。
- 今どこを演奏しているかわかるから、教科書よりわかりやすい。
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絵譜をみながら個人練習中!! みんな真剣です。 |
通常の楽譜にして、音の高さを確認しました。 |
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<KAWAIから>
なるほど、メトロっぴの楽譜や絵譜を表示する機能と、演奏する機能だけで、こんな使い方ができるんですね。
絵譜表示では、音符がわからなくてもどこの鍵盤をいつ弾くのかがわかるようになっています。
また、音符表示では、演奏している音符が赤く光り、さらにボールがバウンドして発音のタイミングを教えてくれますので、演奏している場所がひと目でわかります、また、テンポを自由に設定できるので、初めはゆっくりな速さで、演奏する音符の場所を確認しながら練習ができます。これなら、楽譜が苦手な子でも大丈夫です。
この使い方はとても簡単だけれど、効果がありそうですね。
片山先生、とても有意義な使い方を送っていただきありがとうございました。また便利な使い方を教えてくださいね。 |
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