発想標語の入力方法は?

発想標語はスコアメーカーFXシリーズのすべてでお使いいただけますが、スコアメーカーFX Proでは、
パレットにない発想標語を自分で作ることができます。
設定方法や例を交えて作成する手順を紹介しましょう。
また、このページの最後に、例をいくつか紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね。

   

 

 
    今回は、ビブラート(vib)という記号を新規に作成する手順を例に説明します。  
  1. 発想標語パレットの「新規」ボタンをクリックします。


     
  2. 「発想標語の設定」ダイアログボックスが表示されます。
     

     
  3. 使用する[フォント]を選択します。
    今回はビブラートの「vib」を入力しますので、「標準フォント」を選択します。

     
    ◆標準フォント 「楽譜の設定」の「フォント」で指定した標準のフォントを使用して記号を作成します。
    ◆記譜フォント Harp2フォントを使用して記号を作成します。
    ※Harpフォントは、リファレンスマニュアルのP.383をご参照ください。
    ◆指定するフォント リストボックスからフォントを指定して記号を作成します。

      

  4. 楽譜上で表示させる記号の名前を入力します
    ここではビブラートの「vib」を入力します。


     
  5. [フォント]の大きさを指定します。
    「上下の矢印」ボタンをクリックしていくと、プレビューに「vib」の文字とサイズが表示されます。
    クリックして適当な大きさを指定してください。今回の場合は、「20T」とします。
    ※「T」はテンスと呼びます。テンスについてはこちらをご覧ください。
     

     
  6. [線の種類]を指定します。
    今回の場合は、波線を選択します。
     

     
  7. 『演奏方法』を選択します。
     

     
  8. 演奏する[対象]を選択します。
    今回は、「特定パート」を選択します。


     
  9. [演奏方法の種類]に「コントロールチェンジ(番号:値)」を選択します。
     

     
  10. [演奏方法の種類]の[値1][値2]に数値を入力します。
    今回の場合には、

    ◆[値1]→「1」
    ◆[値2]→「127」

    を入力します。

     

     
  11. 「発想標語の設定」ダイアログボックスの「OK」ボタンをクリックします。
    クリックすると発想標語パレットに「vib」の記号が追加されます。
     

     
  12. 作成した「vib」を楽譜上に貼りつけ、演奏してみましょう。
     
    下記の表は、他の記号を作成する際のご参考にしてみてください。
 
下記の表は、あくまで例としてあげており、必ずしもお客様の思い通りの演奏になるとは限りません。
意図しない演奏になった場合には、演奏方法の「値」の数値を変えてお試しください。
 
   
効果 表示 演奏方法
テキスト例 フォント 大きさ 線の種類 対象 演奏方法の種類 値1 値2 値3
指定した範囲を
スタッカートで演奏します
・スタッカートで
・みじかくきって
・Mute
標準フォント 16T かぎ付き点線 特定パート 持続時間(音価に対する比率%) 25 *** ***
ゆっくりとしたテンポで演奏します ・ゆっくり
・重々しく
標準フォント 16T なし 全パート テンポ(基準音符/分) 60 *** ***
スフォルツァンドを任意の文字列で表現します ・rfz
・特に強く
標準フォント 24T なし 音符 強弱(ベロシティ値 0〜127) 127 *** ***
TempoI を日本語で表現します ・元のテンポで 標準フォント   なし 全パート 曲の最初のテンポに戻す *** *** ***
スウィング演奏します ・swing 標準フォント 16T かぎ付き点線
なし
全パート スウィング 33 0 0
拍の表と裏にベロシティの変化をつけて、グルーヴ間を表現します ・groove 標準フォント 20T なし 特定パート スウィング 5 50 5