スコアメーカーZEROは、30年以上にわたり、常に楽譜認識の性能を高めてきました。認識対象のファイルや楽譜のタイプも拡大してきており、対象や用途によって最適な認識手法をいくつか用意しています。
スコアメーカーZEROは、スキャナで紙の楽譜を直接取り込んだり、スキャンしたりスマホで撮影した楽譜の画像を開いて認識するだけでなく、PDF形式の電子楽譜(楽譜ファイル)を直接認識することもできます。 PDFには、音符や記号などが音楽記号専用のフォントで文字として埋め込まれたタイプと、楽譜全体をページごとの画像になったタイプとがあります。
前者は、文字コードから音符や記号を直接認識できるので、正確な認識結果が期待できます。これを「テキスト認識」と呼びます。
PDFのテキスト認識以外は、全て「画像認識」です。
テキスト形式のPDFでも、強制的に画像認識をさせた方が良い認識結果が得られることがあります。PDFの登録時に、認識するページの設定で「認識方法」を強制的に画像認識にしてみてください。
スコアメーカーZEROは、バージョン12.2.010からおまかせ認識機能が追加されました。これは、ピアノ譜などの単一楽器の楽譜や、全段落にわたって転調や変拍子がなく同じパート構成の楽譜など、シンプルな楽譜の場合に認識の各ステップを省略して自動的に認識実行まで行うものです。
スコアメーカーZEROは、スマホやデジカメで撮影した画像(写真)を認識することもできます。写真の場合、手の影が写りこんだり、周辺がゆがんだりすることがあるため、「スマホモード」で画像を登録することで画像を最適な状態に補正してくれます。
スコアメーカーZEROは、低画質の画像を認識することのできるAI認識の手法も用意しています。低画質の画像は、AI認識を行うと認識精度が高くなる場合があります。
AI認識が選択できるのは、画像認識の場合だけです。テキスト認識/高速認識/おまかせ認識では、AI認識は行われません。また、オプションの認識ページで、AI認識を使わない(N)にチェックが入っているとAI認識は行われません。
AI認識は64ビット版のスコアメーカーZEROのみに搭載されています。32ビット版のスコアメーカーZEROでは、AI認識は行えません。
スコアメーカーの旧来方式の認識手法です。認識対象が少なかったり精度が劣ることがありますが、高速に認識を実行できます。オプションの認識ページを開いて、常に高速認識(F)にチェックを入れておくと常に高速認識が使われます。
高速認識は、五線記号ステップをスキップします。(サイドバーに五線記号のコントロールは表示されません。)
ジャズや吹奏楽用に出版された楽譜には、手書き風の音符や記号で印刷されたものもあります。このような楽譜の場合は、「手書き風認識」を選択すると良い認識結果が得られます。
手書き風の楽譜を自動判定するか、常に手書き風または印刷楽譜として認識するかどうかは、オプションの認識ページで設定します。