演奏中に、特定のパートや小節で音が聞こえなくなる場合には、強弱記号が連続して貼り付いている場合が考えられます。
例えば「fp」が楽譜上に記譜されている場合でご紹介します。
発想標語にある「fp」は、
項目 |
状態 |
コントロールチェンジ(番号) |
11(エクスプレッション) |
コントロールチェンジ加算量(値) |
-40 |
それにかかる時間(4分音符=480) |
360 |
が初期の状態で設定されています。
この記号を楽譜上に貼り付けると、すぐに演奏強度(エクスプレッション)が下がり、それ以降は演奏強度が当初(110)より「-40」された状態になります。
この状態が繰り返されることで、音がだんだん小さくなり最終的に音が聞こえなくなります。
「fp」を貼り付けたに場合は、発想標語パレットにある、演奏強度を元に戻すための「exp.」を入力する必要があります。
「exp.」を貼ることで、演奏強度が通常の値(110)に戻ります。
※必要に応じて「exp.」記号をマスクします。
強弱記号は、プロパティウィンドウで加算量などの値が変更できます。必要に応じて変更を行ってください。
10シリーズ以降のバージョンでは、「fp」の後に「mf」「ff」などのベロシティーを変更する強弱記号があると、通常の音量に戻るようになりました。
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更新日時:2015年12月3日 /
文書番号:00456 ]